2017年09月18日

長い長い道のりー低空飛行編の3

この数年は低空飛行を続けながらも上昇気流に乗りそうになり、減速し低空飛行に戻るというパターンとなっている。

ここまで来れたのも前回述べたように「変な人」を支援してくれる人たちがいたからだ。
会社のスタッフ達、家族、友人たちが中心となり「ルーミート(カンガルー肉)日本市場開発」を支えてくれている。

会社のスタッフ達は、市場開発に費やされる時間、エネルギー、費用の結果がすぐ出てこない事を分かっていながらも協力してくれている。

家族、特にカミさんはルーミートを日常の食生活に組み入れてくれている。

友人たちは、ルーミートを既に採用してくれているレストランの顧客となってくれているばかりか、口コミでそのまた知り合いや友人たちに広めてくれている。

こうした流れの相乗効果のお陰で昨年11月辺りから一般マスコミやSNSでの露出が増えてきた。
今年に入ってからは毎月数軒の取材が必ず入るようになった。

ここ一年のパターンは「上昇気流に乗りそうになりながらも失速し低空飛行に戻る」なのだが、全体として見てみるとその低空飛行の高度が徐々に上がってきている。つまり過去の低空飛行高度が平均10mだったとすると、今の平均高度は20mくらいとなっている。

現在会社としては、”上昇気流に乗りそうになりながらも何故失速するのか?”の原因究明に取り組んでいる。

商品力そのものの問題なのか、それに付随する味、見た目、あるいは多くの人々から指摘されているイメージの問題なのか?それとも啓蒙活動の方向性、テーマ、訴求の仕方が間違っているのか?営業のやり方に問題があるのか?

考えることが山ほどあるようだ。

過去30年近く取り組んできた「ルーミートを日本の食文化に組み入れる」というプロジェクト。

頂上に到達するにはさらに多くの障害を乗り越えなければならない事を痛感するこの数カ月だった。

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Posted by Kangarooman at 11:07Comments(0)

2017年08月01日

長い長い道のりー低空飛行編の2

ルーミートの市場開発において毎月の売り上げが多少の凸凹があったものの平均5〜10万円という期間がほぼ25年続いた。

それ以前は月1万円とかだった。

オーストラリアのカンガルー肉業者は市場開発を諦めないカンガルーマンに呆れ果てていたものの、少量ながらも販売してくれた。

当時の会社(1995~2005年)の事業構成は、有名ブランドスポーツシューズ向けカンガルー革の輸入販売が中心で売上比率の97%以上を占めていた。

残りの3%は日本国内履物用材料市場の将来性に疑問を抱き新しく始めたペットフードとカンガルー食肉事業の売上だった。

しかし同じ動物資源を活用した事業とは言っても、皮革材料から食肉・ペットフードは全く異なる産業だ。全てゼロからの出発となる。

それでも現在では、両部門合わせて年間5千万円以上売り上げ計上できる所まで来た。

ペットフード部門市場開発は別の機会に譲るとして、これからルーミート食肉部門市場開発で低空飛行期に何をやったか記憶をたどってみたい。

箇条書きにすると、

1.オーストラリアでどのように市場開発がなされたかの研究。
  料理本やメディア露出記録の収集、特に料理本出版に携わった料理人との交流。
2.オーストラリア国内カンガルー食肉業者との交流と人間関係確立。
3.オーストラリア政府のカンガルー産業に関する資料収集と分析。
4.管理栄養士との交流と人間関係の確立。
5.アスリートとの交流。
6.自分自身がルーミート(カンガルー肉)を日常の食生活に組み入れることを実践。
7.同時に自分自身で草アスリートとしての生活を実践する。
8.国内食肉業界と外食業界の勉強。
9.ルーミート名とロゴの登録商標取得。
10.ルーミートを評価してくださる方々との交流。
11.オーストラリア大使館との関係確立。

大まかに分けて上記11項目ぐらいか。

今でもそうなのだが常に直面していた(る)問題は、大した売り上げもあがっていない時点でこうした活動に費やす時間、エネルギーそしてお金に周囲の理解が得られないことだった。

要するに”ルーミート(カンガルー肉)が日本の消費者に受け入れられる筈がない”という固定観念が前提あるからだ。

つまり売れるはずもない得体の知れないお肉を追求している”変な人”と周囲からは見られていた(る)らしい。。

振り返ってみると子供の頃からこの年になるまでずっと変な人生を歩んできて、”変な人”で人生が終わる状況が見えてきたようだ。

いずれにしてもこれまで市場開発を継続できたのはこの”変な人”に理解を示しサポートしてくれた方々が居たからこそだ。

次に続く・・・


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Posted by Kangarooman at 18:30Comments(0)

2017年07月27日

長い長い道のり−低空飛行編

現在、日本国内でルーミート(カンガルー肉)を食べられるレストランは100店舗以上あるだろう。

4年くらい前までは10店舗あるかないかだった。

そしてその前は5店舗くらいで、その状態がほぼ20年位続いた。

”継続は力なり”とは言うものの、この月5〜10万位の売上状況が20年以上も継続すると、「本当に市場開発が出来るのか?自分の目のつけどころが間違っているのではないか?」等と信念がぐらついてくる。

知り合いやビジネスシーンで出会った人たちに自分が携わっている仕事を聞かれ、「カンガルー肉の販売をしています。」と答えると、相手のリアクションはほぼ同じだった。

いや、今でもさほど変わりないが・・・・。

怪訝な表情と眼差しで、

「えっ!カンガルーって食べていいのですか?」
「美味しいのですか?」
「どうやって料理すればいいのですか?」
「オーストラリアで飼育されているのですか?」
「捕獲していいのですか?」
「オーストラリア人は食べているのですか?」
「可愛すぎて日本人は食べないでしょう!」
「カンガルーが可哀想!」

等々・・・・。

そして最後にはカンガルー肉を販売している”変な人”のイメージを残して会話が終わるこれまでの30年間だったし、多分これからもこれは継続するのだろう。

この長い長い低空飛行中一体何をしていたのか?

数軒のレストランに肉を供給する以外特に何もしなかった。

やったことと言えば・・・・・・。

次回に続く


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2017年07月12日

やっとここまで到達!!!

健康管理と体力維持を目的としてルーミート(カンガルー肉)を常食としてきたカンガルーマン。

自宅で食べる分には自分で調理すればいいのだが、外出先・・・特にランチで気軽に食べられる所がどこにもなかった。

それがとうとう限定された場所とレストランではあるがランチで提供するお店が出てきた。

感無量!!!

ここに到達するまで25年以上かかった。

食べられるお店は:
鹿屋アスリート食堂kawara CAFE & DINING, atari CAFE & DINING.

約30店舗のお店で食べられるようになった。

次の目標はいつでも、どこでも、どのレストランでも最低一品目はルーミート料理が置いてある状況を作り上げることだ。

自分が現役でいる間に実現できれば最高!

出来なければ次の世代に引き継いでもらう。

最終目標に到達するにはまだまだ先は長いが、一歩一歩前進あるのみ、と気持ちを新たにする昨今だ。

さて次回からはここに到達するまでの道のりを振り返りながら今後の展開に備えて頭を整理してみよう。

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2016年11月25日

メディアの力

先週ルーミートがTVで紹介された。

紹介された番組は「櫻井翔・有吉The夜会」という番組だった。

この番組を通して出されていたルーミートのイメージは「低脂肪・高蛋白で脂肪を燃やし筋肉をつけるダイエット向け食肉」だった。

そして、そのイメージを決定づけるキーワードは「食べれば食べるほど痩せる肉」だった。

それで番組終了後、これらのキーワードでツイッタ―やグーグルで検索してみると多くの書き込みが見られる。

インターネットが普及していなかった時代の情報拡散は、TV、ラジオ、新聞、雑誌等であったが、普通のネット情報だけでなくフェイスブック、ツイッタ―、インスタグラム等SNSが日常生活に深く浸透している昨今ではTV情報発信は一時的である一方、ネット情報は一般の消費者が繰り返し情報発信してくれる。

さらに情報の内容が「美味い、不味い、綺麗、気色悪い等‥」実に生々しい。

賛否両論の意見や感想がもろに入手できる。

これらは市場開発する者にとっては次のプランを練るには最高の情報となる。もちろんこれらの情報をちゃんと活用すればの・・・、話だが。

今回のTV露出を通じて改めて実感したのは、TVの影響力も凄いがネットの影響力の凄さだった!!!

これからの市場開発の成否はネットとTVの有効な活用にかかっている。


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2016年09月29日

カンガルー肉市場開発 IN オーストラリア−3

オーストラリアのカンガルー肉市場開拓者たちの地道な努力の結果、今ではスーパーの肉売り場で売られるようになったことは既に述べた。

書籍やメディアを活用した啓蒙活動以外に最も力を注いだポイントはレストラン攻略だった。しかも攻略しようとしたターゲットはホテルレストラン、高級レストラン中心だった。

そしてこれが奏した。

それまでのペットや動物の餌というイメージから一気に「ヘルシーでクリーンなGAME MEAT(天然肉)」に昇格した。

そして今ではプレミアムカンガルー肉というカテゴリーまで出来た。
ParooLoin















「特定の地域で特定の野草しか食べない赤カンガルーの雄」
のみに限定したParooカンガルー肉

パッケージを開けるとカンガルーの好物であるクローバーのホンノリとした香りが芳ばしい。

メディアムレアで塩胡椒のみで味付けしたステーキは、既存の脂肪タップリの家畜肉に慣れた方々にはやや物足りないかもしれない。

しかし、この軟らかいけれど腰のあるルーステーキを噛みしめれば噛みしめるほど口に広がる脂肪に邪魔されない肉の味と芳ばしさは特別だ。

これこそまさに筋肉の「肉」と形容したい。

世界で最もクリーンでヘルシーなカンガルー肉の美味しさを多くの日本人と共有したいとの思いで、今日も市場開発に邁進中!!!


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2016年08月25日

カンガルー肉市場開発 IN オーストラリア−2

Tukka BookRoo Steak Quandong


















Roo Steak Pepperkangaroo Cooking
















1980〜90年代オーストラリアではオーストラリア固有の食材を活用したレシピーブックが多く出版され、現在に至っている。

オーストラリアにはまだ私達が知らないフルーツ、ナッツ、スパイス、魚介類、そして食肉がある。

そこには当然オーストラリアにしか生息していないカンガルーも入ってくる。

カンガルー肉はアボリジニにとっては当たり前の食肉だった。

そしてそれらのレシピブックに”カンガルー肉”が入ることは自然な流れであった。

このようにオーストラリア固有の食材とフレンチ、イタリアン、中華、和食の料理テクニックを融合させて出来上がったのが”モダンオーストラリア料理”として確立された。

ある意味、オーストラリア=亜流イギリス料理、つまりイギリス人が持ち込んだステーキ、ラム、フィッシュ&チップスのイメージから新たなこれぞオーストラリア料理というジャンルを作り上げようという流れを作った。

アボリジニの知恵と経験を活用した全く新しい料理分野の登場である。

残念ながらこの流れを日本で感じることはできない。

彼らが最も力を入れたことは、前回も述べたように「カンガルー肉は食肉である」といことに焦点をあてたことだ。

有る人が言った。

「オーストラリアに植民したのがイギリス人ではなくフランス人だったら、今頃は世界中が普通にカンガルー肉を食べていただろう。」と・・・・・!

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2016年08月05日

カンガルー肉市場開発 IN オーストラリア

1980年から1990年代を通して、オーストラリアに食肉としてのカンガルー肉を市場開発するグループが居たことは既に述べた通りである。

当時のオーストラリア人のカンガルー肉に対するイメージは”動物の餌、あるいは先住民アボリジニの食べる肉”だった。

要するに普通の人間の食べる肉ではない、ということだった。

display

それが何故、写真にあるように今オーストラリアの全国のスーパーで普通に売られるようになったのか?

ここに到達するまでに先人たちの並々ならぬ努力の積み重ねがあった。










彼らは先ずどういうことに取り組んだのか?

それはカンガルー肉は「食肉」、要するに「食べ物」であるということを消費者に啓蒙することだった。

そして啓蒙するについても計算されたイメージ戦略をとった。
新聞、雑誌、料理本、学識経験者、公共団体、カンガルー産業団体さらには政府を活用しながら地道な活動を継続した。

その結果、現在のようにスーパーで普通に販売されるようになったのだ。

こに到達するまでほぼ25年〜30年かかった。

それでは具体的にどのような手段を講じたのか?


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2016年06月01日

ローズドサハラ

ローズドサハラ無しではルーミート(カンガルー肉)の市場開発は途中で断念していただろう。

このレストランは既に閉店してしまったが日本におけるエスニック料理のパイオニアであり、またエスニック料理文化に多大な影響を与えた。当時はアフリカ料理と聞いてもピンとこない時代だった。

日本人のオーナーの元でアフリカ人シェフやウエイター、アフリカンインテリアと音楽でお客を楽しませてくれる店だった。

「アフリカ料理店でどうしてカンガルー肉?」というコメントはよく聞いたが、オーナーがカンガルー肉を気に入ってくれて閉店するまで”カンガルー肉アフリカ風唐揚げ”としてメニューから落とさないでくれた。

毎月の注文量は少なかったが、少ない数量のお肉を定期的に輸入することで細いラインではあったがオーストラリアの工場との縁が切れずに関係を保つことができた。

この時に縁が切れていたら今の市場開発には繋がっていなかっただろう。

別な仕事でオーストラリアを訪問するたびに工場を訪問し、彼らがオーストラリア市場をどのように開発しているかつぶさに勉強することができた。

こうした活動はローズドサハラがメニューからカンガルー肉を落とさなかったからであり、さらに私に市場開発の可能性、希望そして時間を与えてくれたからに他ならない。ローズドサハラのオーナーには今でも深く感謝している。

カンガルー肉は今ではオーストラリアのスーパーで普通に販売されている。

このレベルに到達するまで、1980年〜1990年当時オーストラリアではどのような市場開発をしていたのであろうか?


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2016年04月25日

確信を持つ

展示会で多くの来場者に食べてもらった。

食べ物は美味しくなければ意味がない。

冷凍されたカンガルー肉を解凍して筋をとり、一口で食べられる大きさに切って塩・胡椒で軽く味付けしてフライパンで焼いて来場者に試食してもらった。

やや野生臭を感じるものの、試食したほとんどの方々の反応はこちらがカンガルー肉だと言うまでは、牛のヒレ肉だと思っていたようだ。その当時展示会でカンガルー肉が出展されているとは想像もしていなかったろうから、無理もない。

食感も軟らかく、塩・胡椒・醤油に良く合う。

食べてもらって”カンガルー肉”ですと言ってはじめて、皆さんびっくりという状況だった。

何百人いや何千人の方々に食べてもらったかは記憶が定かでないが、その時に思ったことは「日本人は好奇心の塊」ということだった。この「好奇心の塊」が多分日本経済の源になっているのだろう。

結論から言うと、試食の結果は上々だった。

そして試食なさった方々の反応をみて市場開発出来ると確信をもった。

特に肉を焼きながら、暇つぶしに表面だけ焼いて半生状態でタタキ状にして調理したお肉が大ヒットだった。ワサビ醤油につけて食べると野生臭をほとんど感じることなく実に美味い。

これが現在のカンガルーマンが常食している”カンガルー丼”の出発点となる。
カンガルー丼












ただ試食はしてもらったものの、そして多くの良い反応をもらったものの肝心のお肉の品質が商品としての域に達していない。

それでも数件のレストランが取り扱ってみたいとの問い合わせがあった。

数件でもお客様はお客様だ。

最終的には1件のレストランが正式メニューに取り入れてくれることになった。

多分このレストランが採用してくれなかったら今の市場開発には繋がっていなかったかもしれない?

当時としてはとても斬新的でユニークなレストランだった。

いわゆるエスニック料理のパイオニアと言っても過言ではないだろう。

そして、そのレストランとは・・・・・?

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Posted by Kangarooman at 23:33Comments(0)TrackBack(0)