2016年10月11日

トランプ・ヒラリー氏の2回目公開討論会

先日の2回目討論会を聞いていたのだが、討論会ではなく子供の口ゲンカのようだった。

Debate(ディベート)とという触れ込みだったのでかなり期待したのだが、期待はずれもいいところだ。

公開討論と有権者の質問に答えるという形式だったので、ディベートというには無理があると思ってはいたのだが酷過ぎた。

何が酷過ぎたかというと、出された質問にまともに答えていない。まあこれは政治家だからしょうがないとしても有権者を馬鹿にしているのでないか?

質問の内容もこれまた表面的な現象をなぞった感じで、討論会の前に質問事項をスクリーニングしたのでないかと疑わせるに十分だった。

討論の具体的内容は新聞やネットで既に紹介済みなのでここで個々の質問と答えに言及するつもりはない。

カンガルーマンが気になった点は二つ。

一つは、アメリカ社会の最大の問題である「麻薬」に対する質問とこれに関する討論がなかったことだ。麻薬問題は社会、経済、教育など全ての領域に対して大きな影響を及ぼしている。麻薬によって経済が悪化し、麻薬によって社会が荒廃し、麻薬によって教育が蝕まれている。この現実を誰もが認識していながらこの問題を根本的に解決しようとしていないことを糾弾すべきところ簡単にスルーしてしまっている。

これはここに足を踏み入れるととんでもない怪物が出てきそうで怖くて手を出せないのかと勘繰りたくなってしまう。政府関係者、経済人、政治家、教育家達にも多くの常習者がいて自分たちの首を絞めることになるからかもしれない。

二つ目は、シリア問題に対する質問があったのだが、これも根本的問題に言及していない。ロシアとの交渉がどうだとか、ロシアとシリア政府の反政府勢力に対する空爆は一般市民に対する残虐行為で非難すべきだとか・・・・、表面的討論で終わっている。

なぜ2人とも、「アメリカと同盟諸国がISISを含むシリアの反政府勢力に対する支援を中止すれば、シリア政府による空爆はなくなるだろう」と言わないのか?「シリア政府にとって、反政府勢力はテロリストだ」とハッキリ言えばシリアにおける状況は分かりやすい。

にも関わらず、そこをオブラートに包んでロシアとシリア政府に対する批判とその交渉方法を攻撃するのみの討論もどきで終わっている。

あとはそれぞれに対する個人攻撃討論もどき・・・・・・・。

そして最後は、お互いの長所を述べてくださいみたいな質問でお茶を濁す誠に低レベルなディベート?であった。

これからの21世紀の世界を引っ張ってゆくであろうリーダーの資質としては誠に頼りないことが判明した討論会であった。

3回目はもう少しまともであろうと願いたいものだ。

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