2011年01月31日

エジプト反政府デモ考・・・・・

チュニジアに端を発した反政府デモが、エジプトにも飛び火して中東全体に広がる様子を見せ始めている。

これまで多くの国々で反政府デモが勃発し、時の政権が倒されてきた。

マスコミではこうした反政府デモについて学者、評論家、ジャーナリスト等の意見が掲載されている。政権内部の話だとか、社会・国際情勢だとか、反政府関係者の話だとか百花繚乱状態となっている。

あれやこれやとガチャガチャ分析をしたとしても反政府デモの根本的原因について考えた場合、それは「富と権力の集中と偏在」につきるのだろう。

過去数十年で倒された独裁あるいは非民主政権に共通している要素だ。ただ独裁・非民主政権でも、権力者が贅沢な暮しにうつつをぬかしていたとしても、富の配分がある程度行き渡っている政権では反政府デモは起きにくい。

要するに貧富の差の問題だ。国が貧しければ、権力者も含めて倹しい生活を送れば国民はある程度納得する。

サウジアラビア等は今のところ国が豊かだから王家がどれだけ贅沢三昧しても、国民も他と比べて比較的豊かな生活をしているために王家に対してなかなか反旗を翻すようなことはしない。

こうしてみると日本だって先は分からない。

今は、国が国民に国債という名目の大借金をして、それで得たお金を元に多くの企業を存続させ雇用を確保すること、そして再度国民にばら撒くことで大多数の国民が衣食住に困っていない状況を作り出している。

借金が出来る間は国民は今の生活をある程度維持できるだろうが、しかしそれが出来なくなったら、そして世界市場がさらに縮小し世界情勢の混迷度が増せば増すほど国民生活は圧迫を受けるようになる。

これまで贅沢三昧に慣れてきた日本人が耐乏生活に我慢できるのか?

出来なくなれば昔のコメ騒動ではないが反政府活動やデモが起こっても不思議ではない。

私達は改めて、世界各地で起きている多くの反政府運動やデモの原因を見極め足元を見つめ直さなければならない時に差し掛かっている。

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