2009年12月03日

デフレ考・・・その4

身の丈を超えた消費に対応すべく構築された過剰供給体制を基にした経済活動の流れとは?

政府もマスコミも、そして経済学者も内需振興と声高に叫んでいる。そんな事叫んでも、簡単に需要が供給を上回るわけがない。

過剰な供給体制そのものが砂上の楼閣をベースにした需要に基づいているのだから。

ポイントは以下の2点でなかろうか?

・戦後日本経済の成長の原動力は何だったのか?
・そしてバブル以降の過去15-20年あまりの経済の動きと、国の借金の増加はどうだったか?http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03.html

それでは先ず戦後の日本経済の構造の変遷と循環を簡単におさらいしてみよう。

1.敗戦で日本は焦土と化した。あらゆるものが無い無いづくしの状態。
2.戦前に培った技術力はある程度残っていた。
3.朝鮮戦争勃発で所謂戦争特需により、多くの製造業が潤い始める。
4.息を吹き返した製造業者は貪欲に欧米の技術力を導入。
5.政府は、さまざまな政府系金融機関を通して製造業者を資金面から支える制度を確立。
6.さらに政府は国内産業を保護しながら輸出振興を促すための出先機関を設立したり、税優遇政策を確立して日本製品の欧米先進国への輸出を支援した。
7.結果、欧米(特に米国)市場を対象とした企業のビジネスモデルと国の経済モデルが出来上がる。
8.以来、今日に至るまで日本経済の基本は輸出中心あるいは海外市場を対象としている。
9.輸出が伸びるにつれ、製造を担当している企業のみならず、それらを取り巻く中小の下請け企業も活況を呈するようになる。
10.そして、これら企業で働く従業員の収入も上昇して生活にゆとりができることとなる。
11.戦後の何もない状況から、収入にゆとりができると消費者は生活の向上を目指すべく競って電化製品をはじめとするあらゆる生活関連の購入に向かっていった。メーカーは作れば売れるといった時代だ。

要するに輸出で稼いだお金がまわりまわって消費者の懐に分配され(効率的に分配されたかは別な話として)、そのお金で物を買い国内消費と需要も活発化したというのがこれまでの簡単な経済活動と消費循環の構図となっている。

そして、輸出で稼ぐという基本的な経済モデルは現在でも継続しているといっても過言ではない。

それでは何故、私たちは現在デフレと経済停滞に陥っているのか?

次回に続く・・・・・

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