2006年04月24日

理解できない意見の一つ

メディアの論調でいつも理解できない意見や記事が一つある。

「アメリカべったりの日本」という論調だ。

カンガルーマンはこの論調を見るたびに気分を害する。マスコミがこの論調を使う時は必ず時の政権を批判する時だ。

しかし、カンガルーマンが思うにはこの論調はあまりにも無責任すぎる。つまり「アメリカべったり」を現政権あるいはこれまでの政権が止めたら、日本がどうなるかということに言及していないからだ。

どうなるか?

答えは簡単だ。

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現在の日本人が享受している物質的繁栄を諦めなければならない。

カンガルーマンが親しくしていたアメリカ人の元政治家が現役の頃日本に来た。カンガルーマンは、その時日本は凄いだろうという意識であちこちを得意げに案内して周った。

そして旅も終わりになったころ、カンガルーマンは日本についての感想を聞いてみた。

「ビルも、道路も、新幹線も、工場も素晴らしい。しかし、建てたのは日本人かもしれないが、私たちアメリカ人のお金を使って君らに建てさせてあげたのだ。」と答えた。

つまり、「アメリカが日本の物を沢山買ってあげたから、そのお金で君らは国を復興できたのだ。」ということだ。

この時に、カンガルーマンはあらためて理解した。

「アメリカの政治家やリーダー達は、日本はあくまで半独立国でアメリカの植民地みたいな国だ。」と思っている。

戦前の日本のように、威勢良くアメリカに盾突いたらどうなるか?盾突いたおかげで馬鹿な戦争に突入してしまった。現在でも、北朝鮮、イラン、ベネズエラ、キューバ等はアメリカに盾突いているが故に経済制裁を受けたり世界の中で仲間外れにされている。

イランなどは、親米王朝であったパーレビ国王が権力を持っていた頃はアメリカお気に入りの国の一つだった。

そこで、メディアが「アメリカべったりを止めろ」という論調を張るときには、必ずその負の部分もはっきり述べて欲しいものだ。車も、マンションも、グルメも、海外旅行も全部諦めることを覚悟したうえでアメリカに逆らうことを述べるべきだ。

それこそ反米国家のレッテルを貼られてベネズエラ、イラン、北朝鮮等の仲間入りをする事になる。*ベネズエラ等は確かアメリカ以上に民主的な政府を持っていたと記憶している。

要するに、アメリカという国は親米である限り独裁国家であろうと、軍事国家であろうと、専制国家であろうと構わないのだということをメディアはハッキリと明言しなければならない。

あるいは、アメリカべったりを止めるのなら経済的・政治的・軍事的自立を促すキャンペーンでも始めればまだまだ話がわかるのだが、彼らにはそれだけの根性も無い。

その時々の権力をただ無責任に批判するだけのメディアは国の進路を誤らせる。

メディアの人達はそろそろ気がつくべきだ。私達のような一般庶民でも彼らの無責任な意見を見極めるだけの力を持ち始めていることを・・・・・・。

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この記事へのコメント
5
内容難しぃケド、その通りだなッて思ぃました。
なるほど。
Posted by 娘 at 2006年04月25日 01:06
5
カンガルーマンさん、

ここ最近は日米、米中、米印などなどアメリカとどこかの国の関係ニュースは国際社会で目白しですね。

特に先日の日本が米軍グアム移転の際に日本もお金を払うことになったことを見ていたので今日はコメントさせていただこうと思いました。

カンガルーマンさんの言葉を借りればこの米軍グアム移転の件に関してもし日本がアメリカ政府にたて突いたら...

想像しただけでも恐ろしいです。

アメリカは日本を嫌いになって”もうお前なんてなんかあっても知らないからな!自分のみは自分で守れよ。”っていわれちゃいますよね。

したら本格的に軍を持っていかなきゃいけないですよね。自立するために。

アメリカにベッタリは嫌かもしれないですけど、そのおかげで受けている見返りをわれわれはけっして忘れちゃならないですよねー
Posted by トレイルランナー(aki) at 2006年04月25日 10:14
う〜ん これまた難しいお題で・・・
つまり、日本が自立している気でいるのは勘違いってことでしょうかね。
でも、媚びたくないですからねー。
個性のあるものの集まりってどんな場面でも同じですよね。
自分が自分がとなると治まらなくなるし、そこでどうやって主張するかと考えると力づくでとなる。でも競争がないと発展は難しいし。
『要するに、アメリカという国は親米である限り独裁国家であろうと、軍事国家であろうと、専制国家であろうと構わないのだ』
のくだり面白いですね。
本当はアメリカが一番平和主義だったりして。
Posted by asa at 2006年04月25日 12:59
カンガルーマンさん、今日は。今日のテーマはなかなか難しいテーマですね。私も基本的に「アメリカべったりの日本」を快く思ってないほうなんですけどね...。アメリカにべったりかどうかという議論は日本独特のものがあるんでしょうね。他の国だったらアメリカにべったりでなくても、あるいは批判しても、生きていけますからね。

例えば、マレーシアは政治的には第三世界のアメリカ批判の急先鋒に近いです(アメリカのイラク侵略も国を挙げて反対しました)。にも関わらず、経済的にはアメリカとはかなりうまく行っています。ニュージーランドは、政治的にはアメリカの力の政策それに核政策に反対している上、経済でも畜産物を巡ってライバル同士で激しく対立することがありますが、生活水準はそう悪くはありません。(続く)
Posted by アジア人<mikionz> at 2006年04月25日 18:44
EUも最近はアメリカ離れが進んでいるし、アメリカの「裏庭」ラテンアメリカですら、ベネズエラをはじめ反米の動きがものすごく強いですけど、そのためにこれらの地域の人々の生活がどん底に陥ったという話は聞いていません。

そうなると、日本だけがちょっとでもアメリカの意向に逆らい、怒らせたら国にとって致命的なことになるような事情があるんでしょうか?経済については、アメリカは日本にとって大きな市場ですけど、最近の日本とアジアの経済関係の進展により、日本の生命線を握るほどのものであるか疑問です。

私としては、日本がアメリカにくっついていることから来る危険がはるかに大きいと思います。マレーシアから東アジア、南アジア、中東、さらにその先にかけて見ると、アメリカが世界平和への第一の脅威だという見方が支配的だと思います。そんなアメリカと一つになって日本は大丈夫なのかと本当に心配です。(続く)
Posted by アジア人<mikionz> at 2006年04月25日 18:46
アメリカなしでは日本の平和が守れないという意見が強いですが、アメリカに国の安全保障を依存しすぎていたために、東アジアの近隣諸国と質の高い関係を作ることが出来なかったし、領有権をめぐる紛争も外交で解決する力を育てられなかったと私は見ています(南シナ海の領有権をめぐる紛争は、関係国間のさまざまなやりとりのあと、今、この紛争をマネジメントする仕組みが出来上がりつつあります。これはアメリカの介入がなかったからうまく行ったと私は思ってます)。今、急いでこの外交力を育てるべきときなのに、相変わらずアメリカに頼っているようで、私としては残念です。

私は、日本(人)はあまりにもアメリカを見つめすぎで、その結果、白か黒かのような選択肢しか考えられなくなってきていると思います。アメリカから目を転じて、他の地域で起こっていることを観察すれば、アメリカに頼らないさまざまな可能性が見えてくると思います。
Posted by アジア人<mikionz> at 2006年04月25日 18:46
補足:上で書いた、「南シナ海の領有権をめぐる紛争」というのは、中国、台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイが、自分たちの目の前に広がる南シナ海(そこに200を超える小島や岩礁があります)の領有権を主張して争っているもので、東シナ海の間違いではありませんので...。念のため。
Posted by アジア人<mikionz> at 2006年04月25日 19:00
5
おじゃまします。

ワタシも漠然とこのエントリーと同じような疑問を持っていたのですが、少し前に「安易なアメリカ批判」に疑問をなげかけるあるブログのエントリーを見つけました。

AFPニュース/Actiブログ official blog
ニュースの地層 伊藤 延司氏
「アメリカ批判は 誰にでもできる」
http://www.actiblog.com/ito/4202

その冷静な文章とそのほかのエントリーでのバランス感覚に感銘をうけ、あまりお堅いブログは読まないのですがこの「ニュースの地層」はしっかり購読させていただいてます。

同じくofficial blogである
「写真の真相」
http://www.actiblog.com/momoi/
Posted by koolpaw at 2006年04月25日 19:26
娘さん、コメントありがとう。
なるほどと思いましたか?いろいろな意見がありますから、ここに書いてあるにはそういったものの一つです。
Posted by カンガルーマン at 2006年04月25日 21:25
トレイルランナーさん、
今回はマスコミの論調に対して批判したのですが、私は今日本は自立への道を歩み始めていると思います。これからは皆さんのような若い人達の世の中ですから時間をかけてゆっくりと戦略的に自立してゆけば良いと思います。
Posted by カンガルーマン at 2006年04月25日 21:28
asaさん、コメントありがとうございます。
米国が平和主義だったらいいですね。私は、残念ながら米国の基本は平和主義のフリをした大軍事国家で戦争大好き国家だと確信しています。
Posted by カンガルーマン at 2006年04月25日 21:31
アジア人さん、詳細なるコメントありがとうございます。
今回の記事では、私は日本のメディアの姿勢を批判したつもりです。個人的には、これからもブログで言及してゆきますが、日本はアメリカの影響から抜け出て、理想を言えばスイスや北欧の国々のようなスタンスのとれる国になれば良いと思っていますが地政学的には無理でしょう。しかし、そういった形に近づけることは可能だと思っています。
以前のブログでも言及しましたが、私は米国には真の民主主義は存在せず、その本質は”自由と民主主義を標榜する軍事独裁国家”だと確信しています。そして、暗黒日記の清沢氏も言っていましたが、その強権的軍事独裁性を見せないところがアメリカの恐さだと思います。
アメリカ離れをするには用意周到な戦略を持った上で時間をかけるべきでしょう。そうすれば十分可能だと思います。この点についてはおいおいブログに書いてゆくつもりです。
Posted by カンガルーマン at 2006年04月25日 21:43
koolpawさん、ご無沙汰です。
早速お薦めサイトを覗いてみました。なるほど、非常にバランスがとれていますね。ありがとうございます。あと、koolpawさんのブログのイメージが変わりましたね。またリンクを張らせてください。以前の内容とイメージが当ブログの読者に合わないかなと思ったので一旦外しました。
Posted by カンガルーマン at 2006年04月25日 21:48