2006年02月17日

第3金曜日の勉強会

カンガルーマンが過去10年以上通っている勉強会がある。

以前は中国研究懇話会という名称だったが、昨年からアジア研究懇話会という名前に変わった。

今日の講師は、日本貿易振興会(ジェトロ)の中国専門家だった。講師の方は留学、駐在を含めて30年近く中国と関係を持って来られた方だ。紹介内容によると中国全土をくまなく踏査なされたとのことである。

ここまで中国の影響力が大きくなってくると全く目が離せない。講師の方の意見では中国はますます発展するだろうとのことだった。

今日の話の中でカンガルーマンが最も興味を持った部分は以下の通りだ。

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その部分の要点は:

中国が今最も欲しがっているものは先端技術だ。

これまで中国は外国資本を盛んに誘致して技術の習得と産業化を達成してきた。そして安価な労働力をベースに価格競争力のある軽工業品を海外に輸出して富を蓄えてきた。

これからはその蓄えた富を使って、逆に海外に資本投下する時期にさしかかっている。特にM&Aを活用して海外企業を買収し、買収した先の企業の技術、人的資源、情報等を取得することになるだろう。そして中国独自の先端技術を開発してゆくだろう。

しかし、先の米国企業ユノカルの買収失敗の例があるように多くの国々は中国資本の外国企業買収行為には非常に神経質になっている。

そこでこれから起こりうるシナリオは、中国には現在55万社に上る外資との合弁企業が存在する。100%の中国色を消した形で、こうした合弁企業(一言で言えば混血企業)を前に立ててM&Aを推進することになるだろう。

そしてこのような動きは、前向きに考えれば非常に好ましい事である。つまり企業と経済のボーダーレス化が促進され、ひいては国同士の敵対関係も解消するだろう。

以上がカンガルーマンが覚えている内容だ。カンガルーマン自身はこの意見に特に異論は無いのだが、合弁にしろ独資にしろ大挙中国系企業が日本企業を買収し始めたらまたマスコミや中国嫌いの人達が不必要に大騒ぎすることが目に見えるようだ。

面白いのは、欧米企業が日本企業に資本参加したり買収したりしてもそれほど騒がないのだが、中国となるとどういうわけか神経質になってしまう。

日本自身は既に何万社も中国に進出し、合弁や買収を行っているのにかかわらず相手が同じことをしようとすると騒ぎ出す。

どうもこのあたりに日中間の問題の原因の一つがあるような気がするのだがどうだろうか?立場を変えてそう考えてみると、ギクシャクしている日中関係の原因はどうも日本にもかなりあるように思えるカンガルーマンは裏切り者か?それとも理想論者か?

もし、数万社に上る中国企業が日本に上陸してきた時に一般の日本人はどのように対応するのだろうか?もろ手をあげて快く受け入れるのだろうか?それとも中国企業バッシングをやるのだろうか?

参考までに言うと、現在日本で積極的に活動している中国企業はまだ非常に少ない。数えるほどだ。

しかし、ある日会社に来てみたら、経営陣が全て中国人に変わっていたという日はそれほど遠くないような気がする。

カンガルーマンにとってはこうした勉強もアンチエイジング法のうちの一つだ。

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この記事へのコメント
ありえますよね。今の中国の発展は数年後は日本を追い越すと日本の政府も
わかっていると新聞に以前書いてありました。

中国は本当に目が離せない状態ですよねぇ。大きく発展していくでしょうねぇ。
Posted by イヴォンヌ at 2006年02月18日 19:08
イヴォンヌさん、こんばんは。
中国と日本はお互い偏見をなくして仲良く協力しあって欲しいものです。特に、多くの日本人は今でも中国人に対してくだらない優越感と差別意識を持っていると思います。このあたりが変わらないと両国が仲良くなる事は困難だと思います。
Posted by カンガルーマン at 2006年02月19日 00:00
こんばんわ
そういえば今書き始めた起業の軌跡の記事で、生分解性を書いてますでしょう!このノウハウに投資したいと数年前に中国の長春の第2位の企業から声を掛けられ、長春まで行ってきたことを思い出しました。
あの時でさえ非常に日本企業に興味を持っていたんですね。中国人は日本人より接待が得意ですよね。2日も3日も連荘で接待接待を繰り返します。
私も酒は飲めないのに50度の酒を3日間も呑み続けましたから大変でした(笑)
Posted by 新会社設立前から設立後の成功への道のりーヒロシです at 2006年02月19日 00:48
カンガルーマンさん、今晩は!そう中国の企業は日本の先端技術とかファッションセンスのようなもの(ソフトパワーを生むもの)を手に入れたいと思っていると思います。特に高度な技術力をもつけど資金繰りに苦しむ日本の小企業と金余りの中国企業なんかいい組み合わせですが、意外とこうはなっていないのでしょうか?日本政府が邪魔しているんでしょうか?

要は、日本企業と中国企業がどう折り合いをつけていくかでしょうね。お互いの悪い面ばかり見るより、自分たちにないいい面を見て、学びあう方がずっと建設的だと思います。その点、マレーシアにはお手本となるような華人系ビジネスパースンが沢山いるからいいですよ。こちらで彼ら彼女らといい関係を作る方法を学んだら、それを中国本土の人々に応用できそうです。
Posted by アジア人<mikionz> at 2006年02月19日 02:02
ヒロシさん、コメントありがとうございます。
私も中国に行って接待ずけになったことがあります。お酒はそれほど得意ではないので大変だったことを覚えています。ヒロシさんの会社にも投資の話があったのですか?これからどんどん増えるでしょうね。
Posted by カンガルーマン at 2006年02月19日 20:07
mikionzさん、コメントありがとうございます。
質疑応答で同じ質問をしました。法律的には全く阻害する要因は無いそうです。問題は、国民感情と兵器転用の可能性のある技術(先端技術はほとんどそうなると思いますが)に対する規制だそうです。これらの点は、解消するまでにかなりの時間が必要だと思います。私が生きている間にには無理かもしれません。
Posted by カンガルーマン at 2006年02月19日 20:11